ここ数年、調べたいことがあって検索すると、似たり寄ったりなサイトばかりで面白くないなと思っていた。
ほら、最近は「ググってもカス」というような残念な検索結果に「使えねぇ~」とぼやくことが多い。で、もういいやとなったりする。
前に転院したいなと思って歯医者さんを探したのだけど、自分が希望する治療内容や地域など複数の検索ワードを入れても、上位に出てくるのは、診療内容や治療方針などの紹介で同じような文章を使っている歯医者さんばかり。サイトの作りもキラキラした似たり寄ったりだ。
「テンプレかぁ。同じ業者に外注したんだろうなぁ」とため息が出た。SEO対策込みの外注で作られたサイトって個性がないから「ここにしよう」と思えない。
結局、その時は検索順位がかなり低くパッとしない見た目のサイトで、診療内容や治療方針の文章がオリジナルっぽく見えた歯医者さんを選んだ。そこには今もお世話になっている。
こんなことを愚痴っても仕方ないのだけど、面白くなくなったなと思うこの頃だったのだが、このブログを読んで同じことを考えている人がいるんだと知った。
このブログでも紹介されていたけど、ちきりんさんも同じことを言っておられた。
2021/4/29 #205 検索、てかグーグルの劣化 | ちきりん「Voice of ちきりん」/ Voicy – ボイスメディア
ちきりんさんが言う通りで何かをしようと思って検索したら公式サイト。何かを買いたい、どこかに行きたいと思っても、出てくるのは同じような比較サイトばかり。
こちらは同じ立場の一般人の経験や情報が欲しいのに、検索では簡単に出てきてくれない。絞り込むにはある程度の目星をつけて検索ワードを入れる必要がある。
本当に検索する側に検索スキルがないと欲しい情報を得られなくなってる。Googleの検索アルゴリズムの目的は有害な偽情報や嘘やデマの排除だと思う。それがどんどん強化されているということは、検索を利用する側の「嘘を嘘だと見抜く力」が弱くなって、みんながどんどん騙されてしまうしからかもしれない。
あらあら、こうして考えてみると昔から必要なものは変わっていないかもしれない。昔から検索してもわからないと言う人たちは「どんな言葉で検索したら良いのかわからない」だった。偽情報にコロッと騙される人は昔もいたよね。
- 検索スキル
- 「嘘を嘘だと見抜く力」
情報の大海原で遭難しないために必要な力!
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