去年から読んでいるのは「赤毛のアン」シリーズ。毎晩、寝る前にベッドに寝転がって読んでいる。たいてい10ページ(時には2~3ページ)かそこらで睡魔に負けてしまうので、とってもゆっくりペース。やっと「アンの青春 上」を読み終えることができそうだ。
私は拙著「親子アスペルガー」にも書いているのだけど、子供のころから小説がさっぱり読めなかった。それが映画やアニメなどの映像化されたものを先に見ると、原作の小説が読めるとわかった。視覚的なイメージができると映像化されていない部分の文章も読めるようになった。
京極夏彦の「嗤う伊右衛門」の映画でわき役だった又市(香川照之)のイメージが出来たおかげで「巷説百物語シリーズ」を読破できた。うん、私は文字情報だけだと登場人物のイメージを作れないのだろう。
昨年の秋に「赤毛のアン」を読んでみようと思ったきっかけはNHKのドラマである。
私は拙著「親子アスペルガー」にも書いているのだけど、子供のころから小説がさっぱり読めなかった。それが映画やアニメなどの映像化されたものを先に見ると、原作の小説が読めるとわかった。視覚的なイメージができると映像化されていない部分の文章も読めるようになった。
昨年の秋に「赤毛のアン」を読んでみようと思ったきっかけはNHKのドラマである。これはNetflixとカナダのCBCの共同制作でシーズン3まで作られている。
私は子供のころに「赤毛のアン」のアニメも見てなかったし、本も読んでいなかった。知っていたのは、孤児院で育った赤毛でそばかすのアンがどこかに引き取られるらしい、ということくらいだった。このドラマの予告映像がとてもきれいだったから、ちょっと見てみようかなと思った。
ドラマ放映中、ツイッターは賛否両論だった。原作や昔のアニメが大好きな人には不評だったのだけど、私は毎回ドキドキしながら見ていた。ドラマがけっこうおもしろかったので原作を読んでみることにした。
原作を読んで否定的な評価をしている人の気持ちがわかった。うん、原作とは全く違うストーリーになっている。なんだろう、二次創作的な感じ。でも私はドラマはドラマで楽しませてもらったし、続きが見たかったのでNetflixまで契約してしまった。
このドラマで「赤毛のアン」の時代背景や登場人物、風景や気候などの映像イメージが頭の中に残ってくれたので、原作の本を読み進めることができた。
この年になって「赤毛のアン」を読みながらクスクス笑ったり、ホロリと涙をこぼしたりしている。そしてそれを幸せだなと思えるのが嬉しい。
「赤毛のアン」はいろいろな出版社から出ています。老眼が出始めて小さい文字がつらくなってきたので文字が大きめの偕成社版にしました。漢字が少なめで逆に読みにくい面もありますが、楽に読み進められます。児童書ながら表紙のイラストも素敵なんですよ。
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